羅臼昆布の作業行程6【昆布伸し】

昆布伸し

昆布伸し作業では、昆布巻き作業で巻かれ十分にシワが伸びた状態まで達した昆布の玉を今度は一枚一枚丁寧にはがしていく仕事となります。

 

昆布伸し

 

これは手作業となり、筒状の棒に巻いていった昆布を一枚一枚引っ張り出すように剥がしていくしごととなります。

 

 

このように伸された昆布を20枚くらい重ね、コンパネの上に綺麗に並べていき、ある一定まで積み次のコンパネを上に重ね同じ工程を繰り返します。

 

 

こうやって次々と重ねていくことにより上にある昆布の重量で下に伸されている昆布のシワも綺麗にとれていきます。

 

 

最後の昆布を伸し終わったものを一番上に積んだら更にコンパネを一枚上に敷きその上に重石を上げておきます。

 

 

この重石ですが、シワ伸ばしに使うためひとつ10キロ以上のものを数個上げて自然と皺をとっていきます。

 

 

この状態のまま3日〜5日程おきシワガ完全に取れたことを確認したら次の仕事に移っていくのですが、ここも怠ると販売商品にも影響します。

 

 

このあとに足りないところは何かというと日入れという二度目の乾燥です。

 

 

また乾燥なのと思われた方もおられると思いますが、昆布は乾燥食品ということを思い出せば納得いくのでは、いちど柔く戻されてシワ取りがされ再度乾燥されます。

 

 

重石を載せてシワがとれ、ほぼ製品に近い形となり、この状態で乾燥させていくのでお取り寄せ注文や販売されるものの見栄えも良くなります。

 

 

 

※大変申し訳ございません。全品完売のため現在通常注文と予約注文の販売中止とさせていただいております。

>>昆布の日入れに続く

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