天然羅臼昆布走りの規格表
天然羅臼昆布の規格に入る前にまず、羅臼昆布の価値について説明しますね。
天然羅臼昆布走り1等級を例にお話しますと等級は、もちろん天然と養殖のすべての昆布の中でその品質、価格ともに最高峰となります。
羅臼昆布の中で、いちばん高い商品となり各等級中、その肌は最も美しい黒に近い茶褐色で香も良く肉厚で実もしっかりしており濃厚なダシを取ることができます。
しかしここまで条件のそろう昆布は漁中でも希少で水揚げ数量が極端に少ないため販売市場にはあまり出回らないまぼろしの商品です。
走り昆布自体1か月半となる短い漁期間のさらに前半主に7月という早い時期に殆どが採れ漁期間後半には極わずかしか採れません。
天然羅臼昆布漁の期間は、1年365日のうち7月と8月のみとなり、さらに天候の悪化や漁休日を考慮すると約30日間前後というほんの僅かな日数となります。
そのうち走り昆布が採れるのが前半の15日ほどとなり、さらにその短い期間で生息も極端に少ない天然昆布走り1等級を求め採ることになります。
その年の漁がたとえ豊漁となっても走り1等級となると水揚げは極わずとなることが多くこれが、まぼろしとよばれる由縁です。
また、天然羅臼昆布の厳しい検査でもこの走り1等級という昆布は、特に厳しい目で調べられるため生産者である漁師も選別の際に気軽に出せるものでもありません。
このため検査日ともなるとベテランの昆布漁師でも正直なところ緊張は隠せず胃が病むようで寿命が縮まる思いでここをクリアしてはじめて販売されていきます。
この検査につきましては、当サイトの昆布検査で詳しく説明しておりますので、よろしければ是非いちど見てみてください。
このようなことからもわかるように、天然羅臼昆布走り1等級とは、希少価値の高い羅臼最高峰のダシ昆布のことになります。
他店同様に当店でも、やはりそのお取り寄せできる販売数には、限りがありお買い求め時に売り切れとなっていることもありますのでどうかご了承ください。
さらに、順に続く走り2等級・走り3等級につきましても走り1等級ほどではないにしろその水揚げは、年々減少傾向にあります。
その理由ですが天候不良により昆布の生息が少なかったり、昆布漁師となる後継者の数の減少にあり、それぞれの等級のものにも数に限りが出る状態となっているからです。
こうして天然羅臼昆布走りが販売できるまでに仕上がっていき、その規格表は下記の通りとなります。
昆布の等級 | 昆布の規格 |
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天然羅臼昆布走り1等級 |
昆布の先端から約10センチ下がった部分のところの幅が10センチ以上
一枚の昆布の長さは105センチ以上、重さが約130グラムとなります。 |
天然羅臼昆布走り2等級 |
昆布の先端から約10センチ下がった部分のところの幅が9センチ以上
一枚の昆布の長さは75センチ以上、重さが約100グラムとなります。 |
天然羅臼昆布走り3等級 |
昆布の先端から約10センチ下がった部分のところの幅が8センチ以上
一枚の昆布の長さは60センチ以上、重さが約80グラムとなります。 |
天然羅臼昆布走り4等級 |
昆布の先端から約10センチ下がった部分のところの幅が6センチ以上
一枚の昆布の長さは45センチ以上、重さが約60グラムとなります。 |
※大変申し訳ございません。全品完売のため現在通常注文と予約注文の販売中止とさせていただいております。